インフォームドコンセントをおざなりにするところは要注意
インフォームドコンセントについては先にふれましたが、おおまかな意味で「説明と同意」ということになります。
治療の前に「これはこういう治療法で、こうしたメリットがある反面、こんなデメリットもあります。それに対してこうした処置法があり、過去のケースではこのようになっています」と詳しく説明されたら、患者さんもその治療法をご自身の判断で選ぶことができるでしょう。
ところが、「心配いらないですよ。これは標準的な治療ですから」と言われて、術後に合併症や後遺症が出てしまった、あるいは再生してしまったということもしばしば発生しています。
患者さんにすれば、「どうして最初に説明してくれなかったのですか」となるのですが、悪い医師は「極めて、まれなケースですけど、こうしたことも起きてしまうんですよ」と責任を回避しようとします。
これは非常に困ったことです。
ワキガや多汗症の手術にしても、どれだけ熟練した医師であってもよ麗尹を求めることはできません。これは医療ミスというものではなく、先に述べた汗腺の再生や治療器具そのものに限界があるためで、いくらまれなケースであっても、医師はその説明責任を果たさなければならないのです。
つまり、「こういうことが発生してしまうことがありますが、いいですか」というように、これまでは大丈夫だったから、これからも大丈夫だろうというというのはあまりにも危険です。
さらに、メスを入れる場合、「手術痕はほとんど残りませんよ」と言いきる医師がいますが、メスを入れた以上、どうしても傷痕は残ってしまいます。「手術痕は残りますが、極めて小さなもので目立つものではありません」答えなければならないのに、「手術痕はほとんど残りませんよ」と答えてしまったばかりに後=、クレームの対象となった事例も報告されています。
インフォームドコンセントは医師側の責任ですが、患者さんも「先生に任せておけば大丈夫だろう」と考えずに、疑間点があれば気にせず質問するようにしてください。
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